医科併給で返戻になってしまった際のメディカルクの修正方法について!
こんにちは。
カスタマーサポートの大槻です!
もうすぐ4月になり気温も暖かい日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
花粉などもありますが体調に気を付けてお過ごし下さいませ。
年に数回担当させて頂いてるコラムなんですが、毎回何を書こうか悩んでしまいます・・・。
今回も同じように悩んでいた時に「〇部位目が医科併給で返戻になってしまったため〇部位目の後療と罨法を削除して再提出したいのですがどのように操作すればいいですか?」とお問い合わせを受けましたので、
今回は医科併給で返戻になってしまった際の対処法をお話します。
◇なぜ医科併給で返戻されてしまうのか?
提出したレセプトが保険者より、◎月△日から◎月□日は他医療機関の受診があるため支給できませんと返戻になってしまったことはありませんか?
健康保険法上 医科優先の原則で、同一部位・同一の傷病に対して医療機関と整骨院から請求があった場合、医療機関の請求が優先されるため療養費の支給が不可となってしまいます。
これは受診した日だけでなく、投薬がある期間も医師の管理下にあるということになり、投薬期間に整骨院に来院し治療を受けた場合も医科併給となります。
必ず問診で患者様に確認し、レセプトの返戻を未然に防ぎましょう。
◇メディカルクでのデータの修正
※請求済みの場合未請求にしてから行ってください。
【傷病名・負傷日・初検日・初回処置の変更手順】
①後療画面を開き、該当の傷病をクリックします。
②左下にあります【初回編集】をクリックします。
③クリックすると【傷病名・負傷日・初検日・初回処置】が編集出来るようになります。
※初回処置はクリックするとタブが表示されるので選択してください。
部位を完全に削除したい場合は【F2削除】で削除が可能ですのでお試し下さい。
【後療を算定しない手順】
①後療を削除したい日付を右クリックし、【F8.明細】を開きます。
②【後療】の右側のボタンをクリックし【無し】を選択します。
③後療を【無】に設定すると自動で罨法も外れます。
返戻だけでなく、レセプト提出前でも患者様より「〇部位目の◎日は他医療機関にかかりました~」など問診で確認できた内容がありましたら、
上記手順で傷病名変更や初回処置・後療、罨法の算定を外して頂ければと思います。
月末にまとめてご入力する際には、忘れないように摘要欄もご活用ください。
今回は健康保険を使用する手順になりますが、医科併給で健康保険が使えなくても柔整の対象傷病であれば施術は可能ですので、自費での取扱いに切り替えて頂いても問題ありません。
今後もコラムで先生方の保険請求のお役に立てる情報やメディカルクのよくある質問等を発信できたらなと思っておりますので引き続き宜しくお願いいたします。