【訂正】柔整の窓口負担金設定について

2023/07/31

こんにちは。ミニッツシステム開発株式会社の井口です。

実は先日更新したコラムを読んで頂いた先生から間違いを指摘して頂きましたので訂正させてください!
誤った情報を流してしまい申し訳ございません!

窓口負担金の設定についてが誤っておりました。
間違っているのは下記の図です。

正しい例として出していたこちらも誤りです。

上記図のように、窓口負担金として設定した10割の金額からそのまま1割2割3割を出してしまうと、もし窓口で10割負担した人が保険適用させて償還払いしようとした時に自己負担分の金額に差額が生じてしまいます。

例として2回目以降の2部位を見てみます。

まず、保険適用になる金額は以下の通り\1,220です。

で、もし同じ1割負担の患者で窓口での支払いを受領委任で取扱うか償還払いにするかで窓口負担金を誤りの表の通り徴収した場合、

受領委任取扱いの場合は「窓口負担金 - 一部負担金 = 自己負担分」
償還払い取扱いの場合は「窓口負担金 - 保険適用費用額 = 自己負担分」

図の通り自己負担分の金額に差が生じてしまいます。

ここを完全に失念しておりました。

これを全ての負担割合で見てみると以下の図のように負担割合毎に大きく差が生じてしまいます。

なので、正しい窓口負担金の設定の仕方は

①償還払い取扱い(10割)の金額を決め、保険適用時の全額を引く

②その差額を保険適用時の各負担割合の一部負担金に足す

※1割は\120+\280=窓口負担金\400

そうするとどの割合からもらう窓口負担金でも自己負担分の金額が同一となります。

保険適用時の金額は窓口負担金早見表をご参考にしてください。
この早見表は柔整料金表で捻挫・挫傷・打撲の金額で計算したままの数字になっております。

もちろん、解説していた通り元々償還払いですので、自己負担分(保険外)部分は自由に設定可能です。

説明を完全に誤りました。大変失礼いたしました。

憲法においても法の下の平等が謳われており、またすべての人は差別されることなく良質な医療を受ける権利を有します。

つまり、同じ部位数で同じ初回の来院なのに、その患者の症状・施術に関して特定の理由(料金が多くかかる骨折・脱臼である等)がないにも関わらず、持っている保険証の負担割合で最初から支払い金額に差が生じてはならないのです。

前回こんな偉そうに言っておいてすみません…

もしこの追加の解説で指摘やご不明点等ございましたらミニッツシステム開発井口宛までご連絡下さい。
急いで作成したので分かりにくいところもあるかもしれません。
よろしくお願いいたします。